日本のさらなる経済力強化のためには、女性活用が急務です。政府は男女共同参画基本計画において2020年までに政治の世界や企業において、指導的地位に女性が占める割合を30%にするという期待を掲げました。1986年に男女雇用機会均等法が施行されてから30年近くが経過し、企業は “女性の採用”から“女性の活用”という、第二フェーズの課題に直面しています。
個々の企業が抱える“女性活用”の課題は千差万別です。多くの企業の経営層や人事から「女性の活用が必要なことは理解しているが、どうしたらいいかわからない」「女性活用施策を展開しているが、効果を加速させたい」「ダイバーシティに精通した人材がいない」という声をよく聞きます。また働く女性の側からも「育児休暇から復帰できる自信がない」といった不安が挙がっています。GRIはそうした悩みに対して、個々の企業が抱える問題点を明確にした上で、具体的なアクションプランをご提案いたします。
女性の活用に加えて外国人の活用も課題です。これからは伝統的な国内企業でも世界に打ってでなければ生き残れないといわれています。国内市場を超え、世界を相手にできる競争力を手に入れるためには、外国人を含む多様な人材の活用は避けて通れません。言葉、文化、価値観が異なる外国人を活用するために企業は多くの壁に直面しています。
それを打開する鍵は、違いを認め、許容しながら、マネジメントシステムを共通化することにあります。女性の活用も外国人の活用もダイバーシティー(多様性)を活かすシステムとしては共通しています。
GRIでは、多様な人材の活用こそが、これからの企業の競争力を創ると考えています。私達がこれまで実践を通じて蓄積してきた豊富なグローバルオペレーションの経験から、ダイバーシティを実現する様々なアドバイスをご提案いたします。
本当の意味でグローバル化を実現している日本企業はまだ少ないといえるでしょう。海外進出する企業の中には本社の仕組みをそのまま現地に導入したり、本社や各国の拠点が独立して活動し、有機的な連携ができていない“マルチナショナル(多国籍)”の段階にあります。では、“マルチナショナル”と“グローバル”の違いはどこにあるのでしょうか。グローバル企業では、全世界でヒト、モノ、カネ、情報の経営資源が最適化されています。世界中の最適なものを活かして、競争力を強化していけるのが真のグローバル企業なのです。GRIは日本企業の“グローバル”化を可能にするために、グローバルオペレーションを実現してきた経験から生み出されるノウハウの中から、幅広いサポートをいたします。
グローバル化において最も重要な要素はグローバルリーダーです。グローバルリーダーというと「英語を話せる」ことが話題になりがちですが、語学力だけでは十分ではありません。異なる価値観を持つ外国人を企業戦略に向けてひとつにまとめていくダイバーシティ&インクルージョンはこそがグローバルリーダーに求められる大切な資質です。GRIでは、こうした次世代のグローバルリーダーの育成・活用に関して、アクションプランを提供いたします。